AI時代の地域情報(その2)

ウェブサイトの未来

まず何度も言いますが、 ・グーグルの検索 ・AIの検索 は全く別もの AIはウェブサイトを表示するものではありませんし、ウェブサイトを検索するものではありません。 プロンプトと言って、「東京タワーの情報を教えて」という指示を与えると下記のような答えを返します。 次にグーグルに「東京タワーの情報を教えて」と指示を与えてみましょう。 検索結果は下記です。 同じ検索語句です。 多分一般の方々は、グーグルの検索の方が馴染みがあるし情報量も多いので、何故AIが騒がれているのか分からないと思います。 では、次に「東京タワーのイメージを作って」と指示しましょう。 すると ChatGPTはほぼあっと言う間に下記のイメージを作ってくれます。 グーグルに同じ指示をすると いわゆる東京タワーの写真や 東京タワーに関する話題を書いたウェブサイトが表示されます。 では次に、「天気予報のプログラムを作って」とChatGPTに指示してみましょう。 全部はスクロールの関係で表示していませんが、Pythonというプログラム言語でフリーのOpenWeatherMapというAPI(アプリケーション プログラミング インターフェース) という外部表示ツールを使って表示するプログラムを書いてくれます。 では次に同じ指示「天気予報のプログラムを作って」とグーグルに指示してみましょう。 その結果が下記です。

AIとグーグル検索は全く別物

何度も、何度も言いますが上記の結果で分かる通り、AIとグーグル検索は全く別だという事が分かります。 どちらかと言うとAIは流石に数学的な計算が得意なのがわかります。 グーグルはあくまで世界中のウェブサイト等の表示をする仕組みなので、目的が全く違います。 ただ、従来はググるという言葉が世界中で出来たように、グーグルの表示するウェブサイトの中から目的の情報を探す。 という事が世界中で行われていました。 しかし、上記のプログラムやエクセルのシート、業務上の計算や構想の具現化はAIと対話しながら作成する事が出来ます。 これはある意味、部下を必要としません。 出来る人間は自分とAIが仕事をした方が遥かに早く、人間的ストレスや業務時間や問題を回避し、仕事が出来る事になるわけです。 ChatGPTはこのように従前はググれと言われていた一角を奪う事になるでしょう。 しかも学習のさせ方によっては特定の分野だけを強力にする事も可能になります。 それがAIの力になります。 しかも波及の仕方が急速です。 昨年ChatGPTが注目され、今年開花した感じですが、まだ出たばかりです。 何が今後起きるのか注目する一端が分かっていただけたと思います。 又、グーグルはどうするのか?現在、グーグルは迷いに迷っているはずです。 ただ、ユーザーを裏切る事はグーグルに返るでしょう。 なぜならグーグルの収益源は広告だからです。 時期を見てSEOの記事も書きたいと思います。 グーグル検索を最適化するというのは、余程お金を掛けないと無理な時代になりました。 貴方の事業をどのように社会的に認知してもらえるのか? 私達の街の情報をどう得るのか? グーグルが意図的にウェブサイトの表示、非表示を決定するのは適切なのか? 私達は今、大きな社会的過渡期に生きているのです。 記事:丸山 真吾

投稿日:2024-06-21


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